ここでは、2009年10月24日公開の映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」のキャストとネタバレ、感想について紹介しています。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」は井上真央・岡田将生主演による青木琴美原作の人気少女漫画の実写化。
命に限りのある少年と彼を支える少女の切なくも純粋なラブストーリーです。
ここでは、キャストやネタバレ、感想を紹介します。
Contents
キャスト
種田繭・・・井上真央
種田繭(幼少期)・・・熊田聖亜
垣野内逞・・・岡田将生
垣野内逞(幼少期)・・・小林海人
垣野内稔・・・杉本哲太
垣野内涼子・・・森口瑤子
鈴谷昂・・・細田よしひこ
上原照・・・原田夏希
杉山律・・・窪田正孝
田村結子・・・寺田有希
鈴谷良美・・・堀内敬子
鈴谷隆三・・・山本學
種田孝仁・・・仲村トオル
スタッフ
原作・・・青木琴美「僕の初恋をキミに捧ぐ」
監督・・・新城毅彦
脚本・・・坂東賢治
音楽・・・池頼広
主題歌・・・平井堅「僕は君に恋をする」
あらすじ・ネタバレ
幼くして心臓に不治の病を抱える少年垣野内逞(岡田将生)とその主治医の娘である少女種田繭(井上真央)は出会い、お互いに淡い恋心を抱くようになる。
しかし逞は20歳まで生きることはできないという現実を突きつけられることとなる。
そのことを聞いてしまった繭は必死に四つ葉のクローバーを探し、それぞれに「大きくなったら繭ちゃんと結婚したい」「逞を殺さないで」と願うのであった。
時は流れ、中学三年生になったふたり。
小さい頃の初恋はしだいに愛へと変わり幸せな学校生活を送っていた。
しかし逞の病は成長した二人に重くのしかかる。
自分の病気のせいで繭を悲しませていると感じた逞は、受験を機に繭の学力ではいくことの難しい全寮制の名門校への進学を決め、繭との別れを決意するのだった。
お互いに思いあっているのにすれ違うふたり。
そのまま卒業式を迎え、ふたりの関係は終わってしまったかのように見えた。
しかし、高校入学式の当日。
入学生代表挨拶の壇上には、いるはずのない繭の姿が。
そう繭は逞の決意を知り、それでも必死で追いかけてきたのだ。
「私と離れようなんてそんな事させないから!」
壇上で怒り露わな繭の姿にただただ唖然とする逞。
そこには病なんかに負けない確かな繭の愛が溢れていた。
底抜けに明るい繭の笑顔に支えられながらのふたりの高校生活にも波乱がいっぱい。
逞にライバルの出現!
学園アイドルに言い寄られる繭や逞と同じく病に苦しむ少女との再会など、ふたりの愛を試すかのように様々な試練が襲いかかる。
互いに悩み、苦しみ、時にはけんかをしながらもそれでも二人の愛は変わることはないのであった。
それでも容赦なく迫りくる命の期限。
そんな中突如一筋の光が現れる。
なんと逞に心臓を移植するドナーが見つかるのだった。
しかしそんな喜びもつかの間、そのドナーが繭を奪い合ったライバルの鈴谷であると知ることとなる。
互いに分かり合い、逞との間に友情が芽生え始めた矢先の不幸な交通事故だった。
それでも逞に生きてほしいと願う繭だったが、そのことを知ってしまった逞は手術を拒むのであった。
そしてとうとう逞にも発作が起こってしまう。
もう命も残り僅か。
逞はクローバーに「もう一瞬だけ時間を下さい。」と願うのだった。
目覚めた逞は病室を抜け出し最後の時を楽しむかのように繭とデートする。
まるで何事も無かったかのような元気な姿ではしゃぐふたり。
遊園地、水族館とめぐり、最後に訪れたのは幼い頃四つ葉のクローバーを見つけた場所だった。
「約束を守れなくてごめん。」と謝る逞。
そして繭に小さい頃に書いた遺書を託す。
そのまま発作が起き、繭の願いむなしく逞は命を落とすこととなった。
(原作では描かれなかったラストシーン)
ウエディングドレス姿で一人教会にたたずむ繭の姿。
その手には逞の遺骨が抱えられていた。
「何度でも私は逞に恋をする。悲しい思いをするとわかっていてもそれでも逞を好きになる。」とほほえむのだった。
感想
ここでは映画を見た人の感想を紹介したいと思います。
主演していた女優の井上真央さんや人気俳優の岡田将生さんと演技力が高く、高校生らしさが一杯で、脇を固める豪華な俳優陣、臓器移植やドナーなどの社会的な内容を含んでいて素晴らしく感じました。
ただ、少女マンガが原作だからなのか、危ない状況から一転して逞が繭と様々な場所にデートに出掛ける場面はファンタジー過ぎて呆然となり、順番を整えたら良作だったのにと残念さが残りました。
(男性)
少女漫画も好きでこの映画も好きです。
現実感がなさすぎるシーンが多くありましたが、感動する作品だと思います。
とても悲しい物語ですが、心温まります。
平井堅さんの主題歌はこの映画にとっても似合っていて大好きです。
(20代/女性)
病気の男の子と活発な女の子の幼い頃からの純愛を描いている点はとても心くすぐられるものでした。
幼馴染だからこその思春期でのお互いの意識の仕方や高校に入ってからのシーンでははっきりとした性描写もあり中盤まではとても甘酸っぱい恋愛が楽しめる作品だと思います。
後半では幼い頃からの病気やドナーの現状、電車事故などシリアスな考えさせられる内容でその中でも幼い頃からの純愛を貫いた主人公に感動させられる作品でした。
(女性)
まず、純粋な恋の行方がしっかりと描かれていたので良かったです。
また、心臓の病によって垣野内逞が入院していたのでとても心配な気持ちになりました。
そして、貴重な四つ葉のクローバーを見ることができたので良かったです。
(30代/男性)
漫画を持っていたので、映画を見るまでは、井上真央さんが主演はちょっとイメージが違いました。
見てみるとぴったりで、可愛い印象でした。
逞の気持ちもわかるし複雑でした。
幼馴染っていいなと思います。
ちょっと切ないです。
(女性)
最初から最後までキュンキュンしっぱなしでした。
井上真央さん演じる繭と岡田将生さん演じる逞は本当にそれぞれが適役で、引き込まれてしまいました。
井上真央さんの強気な性格だけど逞を守る気持ちは人一倍というものが演技を通して伝わってくるほどでした。
最後は泣きっぱなしでしたが、これもお二人の役が素晴らしかったからだと思います。
(女性)
「僕たちの恋愛にはタイムリミットがある」というセリフがありますが、これは逞と繭に限った話じゃないなと思いました。
人は遅かれ早かれ死ぬ時が来ます。
全人類の恋愛にはタイムリミットがあるという事に改めて気づきました。
今大好きな人との時間ももっと大切にして生きていきたくなるような映画でした。
(女性)
井上真央さんと岡田将生さんの若く甘い恋愛にキュンキュンします。
病気ながら井上さんを守る岡田さんの姿に心打たれ、弓道場での2人のシーンは、もどかしさやしたいことをできない男の葛藤を垣間見ることができ、素敵なシーンになっています。
最後の2人のデートは、幸せは長くは続かないということが描かれており、涙なしでは見ることができませんでした。
(女性)
原作との変更点が多く、原作通りの内容を期待している人には少し残念に感じるかもしれません。
しかし、原作を考えずに一つの映画作品として観るなら、とても感動できる作品です。
自分の病気との付き合い方、また病気を抱える恋人との付き合い方、友達との付き合い方が繊細に描かれています。
病気を抱えながらも、日々の生活を楽しみ、時に不安を感じながらも懸命に生きる主人公の姿は魅力的です。
(女性)
少女漫画からの映画かだったのでよくある幼馴染の高校生の青春ラブストーリーかと思いきや…すごく泣けました。
特にラストは嘘であってほしいぐらい。
井上真央さんも花より男子のイメージが強すぎたんですが今回、純粋に一途に思い続ける役柄で演技が本当にうまいなと感じました。
(30代/女性)
まとめ
映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」のあらすじのネタバレと感想について紹介しました。
井上真央さんは力強くて逞しい女優というイメージが強いですが、とてもピュアで可愛い印象を与える役どころが見事にハマっています。
岡田将生さんは、この映画が公開された年、立て続けに映画に出演していました。
新人の頃の岡田将生さんが見られるのもおすすめです。